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2009年のブログ
■profile

氏名 羽石竜示 年齢 42歳
職業 写真、哲学好きなライター、
尊敬する人物 ヘルダーリン、ニーチェ、ハイデガー
座右の銘 テレビによく出る知識人は信用するな
エキサイトのコネタコーナーで記事執筆中。 http://www.excite.co.jp/News/bit/
●虹色に光るグラス
●デジカメに「グラサン」をかけると?
●可愛いメイドさんを救え!
●【自転車撮影で手ブレ補正を試す】
●【お好み焼きロボット】
●超高速連写のカメラをつくった人の話

原発事故で故郷を失った福島の人々。彼らはどこかへ移住しなければならない。
しかし、異郷の地で難なく暮らしていける手立て、財力があればそれでいいのだろうか。
国、国家、故郷、家の概念のそもそもは「土着性」にあると思われる。もしこれがないと
いうなら、遊牧民やユダヤの流浪の民のように生きる糧を求めて各地を転々とする。
よそ者として、先に住んでいるものと共存または戦って生き延びていく。日本人は
そのような民族であったろうか。
原発推進派も反対派も、土着性の意義について論じなければならない。
「移住してもいい」ということを証明する必要がある。
現実に、若い人は仕事や夢を求めて故郷を捨て、都会で生活しようとする。
これが正しい行為なら、土着性は無価値である。
他方、都会の者たちは地方を掘り崩しにやってくる。道路をつくる、ダムをつくる、
新幹線を通す・・・・地方の風土・価値などまったく知らない都会人たちが、
図面に沿って山を削り、谷を沈める。
放射能汚染に耐えてでも故郷に住み続ける価値は、「土着性」以外にない。
原発事故の真の残酷さは「土着性」の継続の困難さにある。
逆に言えば、土着性がないなら、原発事故においては移住することで当面問題
を解決できる。
とくにロシア、中国のような広大な土地を持った国で土着性を否定するなら
原発事故は移住で決着する。
我々は今後、福島を取り戻すことを使命とするか、それとも移住を最優先とするか、
この議論が必要であろう。